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発展途上国におけるトラコーマと性病

2019年07月17日
悩んでいる男性

現在の日本ではあまり見られなくなりましたがアジアやアフリカ、中南米などの発展途上国においてはトラコーマが依然として流行し失明の大きな原因となっています。
WHOは主要失明疾患対策として西暦2020年までにトラコーマによる失明を無くす取り組みを進めています。

発展途上国での感染者の多さは不衛生な環境が大きな要因となっているのは間違いありません。
患者の眼や鼻からの分泌物にたかるハエがトラコーマを媒介するのでハエの防除対策も必要となり、清潔な生活を送る要となる上下水道などのインフラ整備が早急に求められるところです。
また、低所得者が多くを占める社会では治療のための費用を捻出できないという理由から治療の機会を逃してしまい失明に至るという残念な事例が多いのが現実です。

性病に於いても同じことが言えます。
検査や治療から遠い人たちの存在が流行の一因となっていて、先述のトラコーマは性病としてのクラミジアと同じウイルスによる疾病なので感染者の多さはより深刻な事態だと言えます。

子供同士では遊びの中で相手に接触することにためらいが無いため感染しやすくなり、家庭内で家族がトラコーマに感染にするケースでは一緒に過ごす時間が長い子から母親へという母子間での感染が起こりやすく、そのため女性の感染者は男性と比べてかなり多くなっています。

発展途上国の状況改善には性病やトラコーマを含めた感染症への正しい理解と、感染拡大を許さないという意識の向上、そしてインフラを含めた生活環境の整備という3点が揃って効果的な対策が可能となるものです。

その大切な務めはひとりひとりの個人と、医療に従事する者や機関と、国民を守るべき国の全てが担うべきものでしょう。